精華学園高等学校 半田校

未来へ羽ばたく力を育てる場所がある
みなさんへメッセージ
卒業生の声
卒業生の声
卒業生の声
精華学園高等学校で
学んだことは一生もの

思い描く未来の自分を越えるために
無限大の可能性を広げよう!

精華学園高等学校多治見校/岐阜中央校では、教育目標「自分で考え決定し、行動できる生徒を育てる」を達成させるため、選択登校制の活用、ひとりひとりに合わせた「それぞれの教育」の実現、未来を創る時間における社会参画の実践といった3つのアクションプランを掲げ遂行しています。
起立性調節障害に苦しんでいる、学校に馴染めず孤独を感じている、勉強についていけず悩んでいるなど、ここへ入学してくる生徒が抱えている課題はひとりひとり違います。しかし、ここは「それぞれの教育」が実現できる学校です。
入学してきた頃は、様々な課題に悩み苦しんでいた生徒も、ここで過ごす時間の中で心身ともに大きな成長を遂げています。そんな在校生の声をお聞きください。
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卒業生の声【1】
北村 舞乃さん
(2024年度卒業生)
転校から始まった、私の新しい学校生活
❶ 入学の経緯を教えてください
 高校1年生は公立の進学校に通学していましたが、体調を崩し夏休み明けから学校に行けなくなり、通信制高校への転校を考え始めました。精華学園多治見校では、相談時に対応してくださった先生がとても親身になっていろいろ説明してくださいました。
 大学受験についても全力で指導すると約束していただいたことに加え、スクールバスがあり通学の不安もなくなったので、転校を決めました。
❷ 学校生活について教えてください
 転校を決心したものの、新しい環境での高校生活はとても不安でしたし、全日制の生徒に対して劣等感を感じてもいました。しかし、先生方が毎日励ましの声をかけてくださり、私の目標達成に向けて本当に全力で支えてくださったことで、少しずつ自分に自信が持てるようになりました。
 進路対策としてマンツーマンでの教科指導はもちろん、年末年始も私一人のために教室を開放してくださいました。受験間近には、サプライズで合格祈願と合わせて志望大学の見学に連れて行ってくださり、私のモチベーションをあげていただいたことは忘れがたい思い出になっています。
 友人ができるかどうかも心配でしたが、本当に信頼できる友人ができ、一緒に卒業旅行にも行くことができました。
❸ 通信制高校への入学を考えている方へのメッセージ
 私は入学当初は自分に自信が持てず、楽しい高校生活を諦めていました。でも精華学園多治見校で友人もでき、大学も第一志望校に合格できました。
 全日制や、進学校でなくても、自分の気持ちと努力次第で目標を達成できると思います。一人では難しくても、ここにはそれを支えてくださる先生方がいらっしゃいます。
 自分と先生方を信じて、充実した高校生活を送ってください。
保護者の声【1】
北村 舞乃さん保護者
(2024年度卒業生保護者)
変化を見守り、支えてくれた
先生方への感謝
❶ 入学の経緯を教えてください
 公立の進学校に在学していた1年生の夏休み明けから登校が難しくなりました。そんな時、通信制高校の存在を知り、相談に伺いました。その際対応してくださった大野先生がとても親切で、丁寧に説明をしてくださいました。特に受験に向けた具体的なサポート内容や、家庭の事情に合わせた登校手段(バス送迎)についても親身に検討してくださり、「ここなら安心して任せられる」と感じました。
 実際に転入学を決めた時には、「毎日安心して通学できて、自信を取り戻してくれたら」、その思いだけでした。新しい環境が子供にとって、再出発の場所になることを願っていました。
❷ 学校生活について教えてください
 転入学後しばらくして、子供の表情に少しずつ明るさが戻ってきました。最初は緊張していた登校も、「今日こんなことがあった」と楽しそうに話してくれるようになり、毎日登校できるようになりました。驚いたのは、受験勉強にも自ら取り組む姿勢が見え始めたことです。本人の中で「目標」が芽生えたんだと感じました。本人が受験を意識してからのサポート体制は本当に手厚いものでした。担任の先生をはじめ、多くの先生方が「ひとり一人を本当によく見てくださっている」と感じました。
 マンツーマンの指導だけでなく、日々の声かけやちょっとした変化に気づいていただき、子供にとって学校が「心のよりどころ」になっていったのだと思います。楽しいことも不安なことも、いつでも共有できる関係が築けていたことに感謝しています。
❸ 通信制高校への入学を考えている方へのメッセージ
 通信制高校は、単なる「逃げ場」ではありません。お子さんにとって、自分を見つめ直し、前を向くための“再スタートの場所”になりえます。保護者として一番大切なのは、「信じて見守ること」だと思います。焦らず、比べず、お子さんのペースで進んでいける環境を選んであげてください。
 「我が子にしかできないことがある」と、心から信じてあげることで、本人が自ら行動するのだと感じています。
卒業生の声【2】
佐藤 風雅さん
(2023年度卒業生)
自分らしく学ぶ道を見つけて
~通信制高校で歩んだ私の3年間~
❶ 入学の経緯を教えてください
 中学時代に「起立性調節障害」を発症し、毎日決まった時間に通学する全日制高校への進学は難しいと感じていました。そんな時に通信制高校の存在を知り、自分の体調を考慮した進学先として本校への入学を検討し始めました。ここには、ドローン専科があり、とても楽しそうだと興味を惹かれました。
 「ここなら自分の“好き”を活かせる」と思い入学を決めました。実際に入学して、正直ホッとした気持ちが大きかったです。挙手が苦手な自分は「これなら落ち着いて授業を受けられそう」と安心しました。
❷ 学校生活について教えてください
 精華学園高等学校にはいろいろなイベントが用意されており、登校日数が限られる中でも、自然と友達を作れる機会がたくさんあって、最初は不安だった人間関係も気づけば楽しい仲間ができていました。
その中でも高校2年生のときに行ったディズニーランドへの記念旅行が一番印象に残っています。普段会う機会の少ない友人と一緒に過ごすことができて、特別な思い出になりました。
 そういえば、もう一つ忘れられない出来事がありました。文化祭で友達が女装してお化け役をしていて、「やばい、俺、女装に目覚めたかも」って真剣な顔で言っていたのがめちゃくちゃ面白くて、今でも思い出しては笑っています。
❸ 通信制高校への入学を考えている方へのメッセージ
 体調面で不安がある方には、通信制高校は本当におすすめです。授業も少なく、自分の時間が持ちやすいですし、人間関係もシンプルで、ストレスが少ない環境です。
 「自分を大事にしたい」と思っている人にこそ、通信制という選択肢を知ってほしいです。
 私自身、起立性調節障害で悩んでいましたが、本校では無理をせず、自分のペースで学びながら、心身をしっかり休める時間も取れたおかげで自分に自信を持つことができました。
 現在は入学のきっかけとなったドローンの会社に就職し、社会人2年目を迎えました。自分の特性を活かせる職業に就けたのもこの学校に入学したからだと思っています。
保護者の声【2】
佐藤 風雅さん保護者
(2023年度卒業生保護者)
環境が変われば、子どもは変わる
~柔軟な学びが導いた成長~
❶ 入学の経緯を教えてください
 中学卒業後の進路を検討する時期に、本校の学校説明会に参加しました。そしてドローンについて学べるコースがあることを知った息子が強い関心を持ち、「是非学んでみたい」と望んだため、入学を決めました。
 入学当初、親としては、とにかく友達や先生方と楽しく過ごしてほしい、ストレスなく笑顔でいてほしいという気持ちでした。息子は新しい環境に少し緊張していたようですが、ドローン専科への期待も大きく学校生活を楽しみにしていました。
❷ 学校生活について教えてください
 先生方は生徒一人ひとりの性格に配慮してくださったので、イベントにも参加しやすかったと言っていました。特にディズニーランドやUSJ、スキー合宿等の宿泊イベントはとても楽しかったようです。
 息子の性格上、仲良くなるまでに少し時間がかかることがあるのですが、このように一緒に過ごす時間が増えることで、自然に親しい友人ができました。卒業した今でも連絡を取り合ったりする関係が続いており、親としても大変嬉しく思っております。
 不安なことがあっても、先生方がいつも親身に相談に乗ってくださり、とても心強かったです。
 先生方の手厚いサポートがあったからこそ、今の息子があると思っております。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
❸ 通信制高校への入学を考えている方へのメッセージ
 息子は中学2年生の頃から起立性低血圧の影響で、ほとんど学校を欠席していました。
 しかし、精華学園に入学してからは、柔軟な学びのスタイルが息子に合っていたようで、スクーリング等必要な登校日には、在学中1度も休むことなく通い続けることができました。
 この3年間で、自分の意思をしっかりと持てるようになり、子供の成長には本当に驚かされています。就職に関しても、ドローン関係の仕事に就くことができました。高校卒業だけでなく、その先の進学や就職を考えるうえでも、生徒一人一人の特性を活かしてくれる通信制高校は選択肢の一つだと思います。
卒業生の声【3】
工藤 美空さん
(2024年度卒業生)
「芸術の道を歩みたい」
夢を叶えた通信制高校での日々
❶ 入学の経緯を教えてください
 中学2年生のときに転校を経験し、新しい環境にうまく馴染めず不登校になってしまいました。そのまま中学3年生になっても学校に通うことができず、進学について悩んでいた時、母が「家の近くに通信制の学校があるんだけど、どう?」と提案してくれたのがきっかけです。
 見学の際、精華学園高等学校多治見校の雰囲気がこれまでの学校というイメージとは違っていて、公立にはない温かさや柔らかさを感じました。建物の中に学校があるという環境も、緊張しやすい自分にとっては安心感がありました。対応してくださった先生の個人を尊重する姿勢がとても印象的で、「ここなら大丈夫かもしれない」と思い、入学を決意しました。
 明るくて楽しそうな学校ということに加えて、しっかりと個別にサポートしていただける点と先生方の人柄に惹かれ、これまでと違うスタートにしよう、という前向きな気持ちで入学できたのを覚えています。
❷ 学校生活について教えてください
 私はもともとコミュニケーションが得意ではなかったのですが、先生方が積極的に声をかけてくださったおかげで、少しずつ学校にも馴染むことができました。学校生活を楽しく過ごせたことを感謝しています。特に体育スクーリングで行ったスケートの授業がとても楽しかったです。普段体験できないことを、仲間たちと一緒にできたことが印象に残っています。
 私は現在、日本大学芸術学部に進学し、日舞を学んでいます。受験を決めたのは高校2 年生の半ばで、日本舞踊家になりたいという夢ができたことがきっかけでした。当時は成績面で不安がありましたが、先生方がエントリーシートの添削や面接対策、勉強の進め方まで丁寧にサポートしてくださいました。
 芸術学部という特殊な分野の受験で、何から始めればいいかわからなかった私にとって、このサポートは本当に心強く、安心して受験に挑むことができました。
❸ 通信制高校への入学を考えている方へのメッセージ
 通信制高校だと大学進学は難しいのでは…と感じる方もいるかもしれません。でも、本校では進学を希望する生徒に対して、しっかりとした受験対策を行ってくださいます。先生との距離も近いため、何か新しい目標ややりたいことができた時にも、すぐに相談しやすい環境が整っています。スクーリングが終わればそのまま帰宅できるなど、通いやすさの面でも無理がありません。不安なことも多いかもしれませんが、自分に合ったスタイルで学び、夢に向かって前進できる学校だと思います。
保護者の声【3】
工藤 美空さん保護者
(2024年度卒業生保護者)
通信制高校を選んでよかった
~家庭と学校で見守った成長の3年間~
❶ 入学の経緯を教えてください
 コロナ禍の影響で中学校に通えない日々が続き、進学について悩んでいた頃に、担任の先生から本校を紹介していただきました。通信制高校は私たち家族にとって未知の世界でしたし、当時は娘に学習の習慣もほとんどなく、「本当に自宅で課題に取り組んでいけるのだろうか…」と正直不安でした。それでも、学校が自宅から近かったこともあり、実際に見学に伺った際の校内の雰囲気はとても印象的でした。
 生徒たちがそれぞれのペースで過ごしており、一人一人の個性が尊重されているということが伝わってきました。そして何より対応してくださった先生が非常に熱心な方で、「必ず卒業まで導きます」と力強くおっしゃってくださったことが、入学を決意する大きな後押しになりました。入学時には新しい制服に袖を通した娘が、とても嬉しそうにしていたのを今でも覚えています。本人なりに「高校生活を頑張ろう」という前向きな気持ちになっていたと思います。
❷ 学校生活について教えてください
 在学中にコロナに感染し、治癒後も一時的に登校が難しくなった時期もありました。しかし2年生の秋頃には娘自身の中に「目標」が生まれ、スクーリング以外にも自主的に登校するようになりました。
 その頃から生活全体に張りが出てきて、家庭でも積極的に手伝いをするようになり、笑顔も増え、興味関心の幅もどんどん広がっていきました。親としてもその変化をとても頼もしく感じました。
 大学受験を決めたのは高校2年生の終わり頃と遅めで、しかも進路は日本大学芸術学部の中でも特に倍率が高い「日舞(日本舞踊)」という専門性の高い学科でした。そのため受験に必要な情報も限られており、不安も大きかったのですが、先生方が迅速に動いてくださり、最後まで伴走してくださったおかげで無事合格できました。受験前の親子ともにナーバスになりがちな時期にも、学校での様子を定期的に連絡してくださり、家庭でも子どもの変化に応じたサポートがしやすく、安心して見守ることができました。
 公立高校ではなかなか得られない、きめ細やかな対応に心から感謝しています。
❸ 通信制高校への入学を考えている方へのメッセージ
 娘が精華学園で過ごした日々を通して、私たち家族の「通信制高校」へのイメージは大きく変わりました。今の時代、多様な生き方がある中で、通信制だからこそ得られる経験や学びが確かにあります。学力で線引きされていないからこそ、お互いを尊重し合える雰囲気が生まれ、それぞれの個性を認め合える関係が築かれているように感じました。
 最近では、あえて通信制を選ぶお子さんが増えているという話も耳にします。それもきっと、時代に合った「新しい学びのかたち」がここにあるからだと思います。もし進路で悩んでいるご家庭があれば、まずは見学会や説明会に参加して、実際の空気を肌で感じてみてください。きっと、大切なお子さんにとって「ぴったりの居場所」が見つかるはずです。
卒業生の声【4】
H.Oさん
(2024年度卒業生)
自分のリズムで、一歩ずつ前へ
❶ 入学の経緯を教えてください
 高校1 年生の夏までは全日制高校に在籍していましたが、体調を崩したことをきっかけに、自分のペースで通える環境を求めて転入学を考えるようになりました。本校の説明会や見学の際に接した先生方の雰囲気がなんとなく心地よく、「ここなら大丈夫かも」と思えたので決心しました。
 登校初日は、何を持って行けばいいか、どこに座ればいいのかなど、不安なことばかりでした。でもその気持ちを学校公式LINE で正直に先生に伝えたところ、とても丁寧に返信してくださって、不安が和らぎ、安心して登校することができました。
❷ 学校生活について教えてください
 通信制高校というと単位を取得するためだけの学校だと思われるかもしれませんが、普段からいろいろなイベントが開催されていました。特に印象に残っているのは文化祭とわくわくクッキングです。
 どちらも普段とは違う体験ができて、とても楽しかったです。クラス単位で行動するわけではないので、その日に登校していた子と一緒に授業を受けたり、休憩時間に少し話したりするのも気が楽でした。
 干渉しすぎず、でも一人じゃないという距離感が心地よく、気を張らずに過ごすことができました。
進路に関してはとても丁寧に指導していただきました。先生が一緒に悩んでくれたり、背中を押してくれたりしたおかげで、自分の進路に前向きに向き合うことができました。
❸ 通信制高校への入学を考えている方へのメッセージ
 通信制高校は「ひとりでいても誰も気にしない」空気感があるところがとても良い点だと思います。他人に対して過剰な興味を持つことはないけれど、必要なときにはちゃんとつながれる。
 もし一人が寂しく感じたら、体育や特別活動に参加して、誰かと話してみてください。休日に遊ぶほどの関係ではなくても、学校で自然に話せる友達ができると思います。
ちなみに、個人的に「わくわくクッキング」はかなりおすすめです!
保護者の声【4】
H.Oさん保護者
(2024年度卒業生保護者)
「この子のペースで大丈夫」
そう思えるようになるまで
❶ 入学の経緯を教えてください
 娘は中学3年生の時に心身の不調を抱え、学校に通うことが難しくなったのですが、本人の強い希望で全日制高校を受験し、無事進学しました。最初の頃は楽しそうに通っていましたが、頑張りすぎていたのか、徐々に無理が重なってしまい、欠席が増えていきました。そして、最終的には自分のペースで学べる環境が必要だと感じ、精華学園高等学校への転学を決断しました。
 本校のスクーリングは短期集中型ではなく、年間を通して開講されている点に安心感を覚えたようです。また、行事やクラブ活動も多彩で、本人の興味を引くものがたくさんあったことも決め手となったようでした。親としては、何より本人が『ここに行きたい』と自分で決めたことが、選んだ一番の理由でした。「焦らず見守ろう」と心に決めていたつもりでしたが、今振り返ると、やはり最初は不安や心配の気持ちの方が大きかったように思います。
❷ 学校生活について教えてください
 転入学当初は、登校はできても人と関わる余裕もないほど、心身ともに疲れ切っていました。
 しかし、自分の体調と相談しながら無理のない範囲で登校を続けるうちに、少しずつ表情が和らぎ、友達ができ、アルバイトやボランティアなどにも挑戦するようになりました。
 今では、自分らしく毎日を過ごせるようになり、親としても大きな変化を感じています。精華学園高等学校では、さまざまな行事やクラブ活動があり、楽しみながら多くの経験をさせていただきました。
 また、大学進学に向けても、受験対策講座や先生方のきめ細かなサポートがあり、本人の努力とあわせて、無事に希望の進路に進むことができました。
❸ 通信制高校への入学を考えている方へのメッセージ
 娘にとって、通信制高校での3年間は、自分と向き合い、自分らしさを取り戻す大切な時間になったようです。
 今でこそそう思えますが、転入学を決めた当初は、親としても期待より不安の方が大きく、正直とても苦しい時期でした。同じように悩んでいる方にとって、少しでも希望や安心に繋がればと思い、この体験をお伝えさせていただきました。
保護者の声【5】
Tさん保護者
(2024年度卒業生保護者)
不登校だった息子が踏み出した一歩
❶ 入学の経緯を教えてください
 息子は小学校5年生の2学期から不登校となり、中学校でも登校することができませんでした。中学卒業後の進路を考えたとき、高校卒業という目標は勿論、何より「社会との接点」を少しでも持たせたいという想いから、通信制高校を探し始めました。
 いくつかの通信制高校を見学しましたが、精華学園高等学校は通いやすさや校内の落ち着いた雰囲気、学力に合わせた柔軟な学び方ができる点で魅力を感じました。その中で、本人が「ここなら行けそう」と一番前向きに話してくれたのが決め手でした。入学を決めたとはいえ、本当に3年間通い続けられるかどうか、正直、不安な気持ちが大きかったです。
❷ 学校生活について教えてください
 中学までは親と離れて外出することすら難しく、近所の人に会うのも避けていたので、ひとりで出かけるなんて考えられませんでした。そんな息子が、少しずつ「今日は行ってみようかな」と自分で登校を決めるようになり、行事やボランティアにも参加するようになりました。
 何事も母に相談しないと決められなかった息子が、自分の意志で「やる・やらない」を選べるようになりました。週に数回外出する理由があることが、ちょうどよいバランスだったのだと思います。
1 年生の頃は「宿泊なんて絶対無理」と言っていたのに、3年生ではなんと2回も宿泊旅行に参加し、友達と買い物や夏祭りにも行けるようになりました。校内でみんなでゲームをしたり、日帰り旅行や記念旅行など、豊富な体験活動を楽しんでいたようです。自閉スペクトラム症や学習障害があるため、できないことや苦手なことも多いのですが、学習面では小学5 年生以降ほとんど勉強をしていなかったにもかかわらず、先生方の支えのおかげでレポートもきちんと提出できました。
 また、検定試験を学校内で受けられる環境が整えられており、漢字検定にも挑戦しました。未来創造プログラムでは自分の興味に合わせて講座を選んで参加するなど、自分なりの工夫をしながら行動できるようになったのは大きな成長です。
❸ 通信制高校への入学を考えている方へのメッセージ
 通信制高校というと、通い方や環境に不安を感じる方も多いかもしれません。でも精華学園高等学校は、困ったことがあればすぐに相談できる体制が整っていて、先生方の対応もとても親身です。
 行事や旅行、体験型の学びも充実していて、息子はそこで多くの“できた”を積み重ねていきました。体育スクーリングも「やりたいことを選んで参加する」スタイルなので、運動が苦手な子でも気軽に取り組むことができます。自分のペースで無理なく成長できる場所を探している方には、本当にお薦めしたい学校です。